床材を貼っていく。(無垢材)
こんにちは、ちゃっきです。
予定通り、大工さんが床材の方に取り掛かっていました。
うちの会社では床暖房は標準ではなく、無垢フローリングが標準仕様となっています。
いつもはクリ材やナラ材が多いのですが、自分の家にはクルミのフローリングを採用しました。
無垢の床は一般的にやわらかいイメージを持つ人が多いのですが、
それは杉材やパイン材などの比較的やわらかい床材を使用する会社が多い為です。
杉材パイン材はちょっと物を落としたくらいで、すぐに傷が付きます。
今回、私が採用したクルミのフローリングは普通に生活する分(ちょっと物を落とす程度)では傷はつかず、気乾比重も0.53と少なめです。
気乾比重の説明が難しくネットを探しまくってもわかりやすいところがないのですが、
それっぽいものを貼っておきます。
木の通気層のようなものがあり、数値が低いほど空気を含みやすいものと考えています。
クルミの木は比較的固い木の中ではこの比重が少ないので、エアコンの熱を蓄えてくれると思います。
夏はさらっとし、冬は床暖房なしでどこまで暖かくなるか、気になるところですね。
貼ったばかりの色合いはこんな感じです。
こちらは無塗装品なので、あとで塗料を塗ります。
使用するのは自然のもので浸透性のものを使います。
ワックスやウレタンなどは膜を張るので耐久性はあがりますが、
その分表面がツルっとするので複合フローリングぽくなります。
それが個人的にはあまり好きではありません。
浸透性で木の肌触りはそのまま行きます。
使い始めのうちは歩いた時に多少ざらっとする印象をもつときもありますし、
なにかこぼしたときもすぐに対応しなければその部分はシミとなってしまいます。
そこも良しとして、無垢材&自然塗料を使います。
写真をよく見ると透明の角ばったものが見えますでしょうか。
こちらはスペーサーといい、床材を貼るときの隙間を一定化させるものです。
無垢の床材などは「動き」があるので、スペーサーをかまして0.5㎜くらいの隙間を作ります。
これは無垢材の動きが収縮側なら問題ないのですが、膨張側だった場合に床材が割れてしまうことがあるからです。
この木の動きは季節によりことなります。
また、1年を通じて膨張したり収縮したりするので収縮後に木の継ぎ目が開きぱなしということはそうそうありません。
※無垢材×床暖房の場合だと可能性はあります。
通常のフローリング(パナソニックとかDAIKENとか)のものは1枚あたり303㎜ほどですが、無垢材は1枚づつなので90㎜のものもあれば180㎜のものもあります。
1枚1枚の色合いもばらつきがあり、中には不良品のようなものもあります。
無垢材を貼るのには時間がとてもかかります。
手間をかけて工事してくれる大工さんにはいつも感謝しています。
ありがとうございます。
良いところと悪いところも書きましたが、
無垢の床材が好きなのです。
杉もパインもクルミもナラもブラックウォールナットも全て良いですよ。
「性能の先の心地よさ」をつくる重要なポイントの1つです。
今回もお読み頂きありがとうございました。
次回の更新もよろしくお願いいたします。