「枠(わく)」について考える。
こんにちは、ちゃっきです。
今回は内部の枠材について考えていこうと思います。
枠材は住宅の内装の雰囲気を決めるうえでそんなに目立つことはないけど
使い方によっては印象がガラッと変わるものです。
よく見る部分で行くと
ドアの周りでしょうか。
画像のドアの外の Π ←の部分ですね。
一般的なDAIKEN、LIXIL、パナソニックなどの普及グレードは
20㎜~25㎜くらいが多いと思います。
ドアの話で少し寄り道。
パナソニックの上位グレード、ベリティスプラスなどは
あえて枠を大きく見せ、55㎜くらいのものもあります。
(天井までのハイドアかっこいい)
枠を壁に隠してしまう商品もあります。
すごくシンプルにすっきりと見えます。
(こちらも天井までのハイドア)
以前はメーカーの建具は一般的にH2000までのものが多く、
天井高さの2400を超えるものはほとんどありませんでした。
あってもオーダーでめちゃくちゃ高かったりとか。
神谷コーポレーションさんは以前よりH2400の建具を作ってきたメーカーです。
先ほどの写真のパナソニックさんの幅広枠のものであれば重厚感が出ますし、
その下の写真(こちらはLIXIL)はとてもすっきりとシャープな印象になります。
造作建具の場合はサイズが自由自在です。
細くすることもできれば太くすることもできます。
枠材に突板や無垢材を使用すると素材感もグッとでます。
以前書いたような気もしますが、私はすっきりシンプル系がどちらかというと好みなので、なるべく細くしたいなぁと思っています。
造作枠の場合、枠図面も作成していきます。
枠にも設計士のこだわりが満載です。
考えれること自体がすごいなぁといつも思います。
見えてくるのは建具枠だけではなく、窓枠もあります。
こちらも一般的には20㎜~25㎜くらいが多く。
窓のまわりをぐるっと巻くことが多いです。
画像はネットからの拾い物です。
こちらもネットからの拾い物画像です。
こちらの窓枠は下の部分だけに枠をつけて左右と上は壁紙で巻いて施工しています。
角の部分は壁紙や左官塗りなどはあまりつよくないので、オススメできるかどうかは微妙ですが、よりすっきりと見せたいときは良いかも。
あとはあまり触らない部分や、カーテンのつけない場所なども良いと思います。
※各メーカー10㎜前後のスリム枠もあります。
長くなってきたのでそろそろ終わりますが、
その他だと、
巾木(はばき)、廻り縁(まわりぶち)、幕板(まくいた)などがあります。
(巾木以外は使ってない会社の方がおおいかも??)
住宅の「性能」という面ではそこまで機能はしませんが、「デザイン」面では
とても重要になる部分です。
色だけではなく、大きさなどにもこだわってみませんか?
今回もお読み頂きありがとうございました。
次回の更新もよろしくお願いいたします。