Ua値さえ小さければ暖かい家?
今月4月の日経アーテクチュアの前真之准教授のコラムにて。
前真之さんといえば
エコハウスのウソ増補改訂版 40の誤解と1つのホント [ 前真之 ] 価格:2,484円 |
青い本でおなじみ、エコハウスのウソの著者で有名ですね。
私も持っています。
今回のコラムテーマが本タイトルにもなっています、
Ua値さえ小さければ暖かい家?です。
おそらく、高気密高断熱の家にしたけど思ったよりも暖かくないね。と
思われる方、おられるのではないでしょうか。
家の断熱は床・壁・屋根(or天井)窓・玄関など色々な個所から成り立ちます。
Ua値という数字は断熱の数値の指標ですが、
簡単に例えると断熱材と窓で大きく性能が異なります。
窓は樹脂サッシ・トリプルサッシでも断熱材よりも熱を通してしまいます。
その為、お手軽にUa値を良くするには窓を小さくしたらいいです。
(以下わかりやすく説明するために断熱材の種類など細かいところは省きます)
そうするとどうなるか、
①断熱材を充填断熱や付加断熱などで厚みを多く取り、
大きな窓を使用した住宅と、
②通常の断熱材の厚みくらいで(仮に上の半分とする)
小さな窓を使用した住宅の
Ua値が同じくらいになるという現象が起こる可能性があります。
どちらがより快適な住まいかは言うまでもありませんね。
先に②から話しますが、
②は採光・日射取得が思ったよりも入らないという現象になり、
外が快適な気温の場合でもエアコンが必要な日もあると思います。
①は採光・日射が入るため、より快適な生活を送ることが出来ます。
また、これらは窓のある方角などにもよって変わってはきます。
今回もお読みいただきありがとうございました。
次回の更新も宜しくお願い致します。